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北海道内の停電 ほぼ3分の1が解消
2018年9月7日 5時51分地震 ライフライン

大規模な停電解消に向けて復旧作業を進めている北海道電力は、これまでに運転を停止していた火力発電所などの再稼働が順次、進み、7日午前3時までに96万4000戸で電力が復旧したと発表しました。これで道内の停電はほぼ3分の1が解消したことになります。

6日の地震で道内最大の火力発電所苫東厚真火力発電所が緊急停止したほか、ほかの火力発電所も運転が止まり、道内全域の295万戸が停電しました。

その後、ほかの火力発電所や水力発電所などの再稼働を進めた結果、午前3時までに100万キロワット余りまで回復し、本州からの電力の融通も始めています。

これにより、28の市と70の町や村のそれぞれ一部、およそ96万4000戸で電力が復旧したということです。これで道内の停電は、ほぼ3分の1が解消したことになります。

さらに、運転再開の準備をしている火力発電所などの分を含めると、7日の供給能力は最大で312万キロワットを確保する見通しです。ただ、これでも地震の前の5日のピーク時の380万キロワットの8割にとどまっているため、北海道電力では停電が解消した世帯ではできる範囲で節電してほしいと呼びかけています。