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2018/09/20(木) 03:10:50.73ID:CAP_USER9https://www.cnn.co.jp/storage/2018/09/19/9b50d5e16151c57ba2a43dc386b39a4f/t/768/432/d/03-cameroon-violence-super-169.jpg
ナイジェリア・ラゴス(CNN) アフリカ西部のカメルーンで分離独立を求める英語圏の武装集団と治安部隊の衝突が激化し、今年に入って約400人の民間人が殺害されている。国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルが18日に明らかにした。
民間人が拉致される事件や、軍と分離独立を目指す武装集団との衝突は、今年1月以来、確認されただけで260件に上るという。
アムネスティが先週入手したという2本のビデオには、頭部を切断されたカメルーンの治安当局者の姿や、分離独立を要求している「アンバゾニア解放軍」のメンバーを名乗る男が映っている。
CNNではこの映像の信憑性については確認できていない。
フランス語圏からの分離独立を求める武装集団によって殺害された兵士は、2016年以来、少なくとも160人に上るという。
南西部のブエアでは、兵士が武装勢力に襲撃される事件が続発している。市民や兵士に対する「残忍な攻撃」は、英語圏のアングロフォン地域で暴力がエスカレートしている証だとアムネスティは指摘し、「制御不能となった暴力から誰ひとりとして免れることができない中で、カメルーンのアングロフォン地域は絶望的な状況に陥りつつある」と分析している。
カメルーンは英語圏の人口が全体の20%を占めており、フランス語圏を中心とする中央政府との間で長年にわたって対立を続けてきた。
しかし昨年、アングロフォン地域で抗議デモが暴徒化した事件をきっかけに、事態が急激に悪化。政府に対しては、軍を使って分離独立派を弾圧し、英語圏の住民を殺害しているとして非難の声が強まっている。
一方、武装勢力側も、兵士や民間人の拉致に関与したとして非難されている。アムネスティによると、9月には北西部のバフットで、生徒7人と教員1人が武装集団に拉致され、拷問を受けて重傷を負った。生徒と教員はその後解放されたが、「ほかにも多数の一般人の人命が危険にさらされている」という。
10月7日には大統領選挙を控え、武装集団の攻撃がさらに激化する恐れも。アムネスティはカメルーン政府に対し、アングロフォン地域の平和を取り戻すため、直ちに行動するよう促している。
2018.09.19 Wed posted at 12:44 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35125819.html