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高齢者住宅で女性殺害 カメラない窓から出入りか 構造を熟知?
2018年9月28日 4時03分

東京・町田市の高齢者向け住宅で69歳の女性が殺害された事件から、28日で1週間となります。現場の状況などから、犯人は窓から侵入し、窓から逃走した疑いが強いことが捜査関係者への取材でわかりました。窓側には防犯カメラはなく、警視庁は、施設の構造をよく知る犯人の可能性もあるとみて捜査しています。

今月21日の朝6時すぎ、東京・町田市鶴川の高齢者向け住宅の1室で、入居者の関初枝さん(69)が頭を鈍器のようなもので殴られ、殺害されているのが見つかりました。

警視庁のこれまでの調べで、現場の部屋には廊下に面した玄関と中庭に面した高さ2メートルほどの窓の、2か所の出入り口があり、発見当時、窓の鍵が開いていたことがわかっています。

その後の調べで、玄関側に設置された防犯カメラには関さんが殺害されたとみられる今月21日の未明から早朝の間に部屋に人が出入りする状況は写っておらず、犯人は窓から侵入し、窓から逃走した疑いが強いことが捜査関係者への取材でわかりました。

施設内には11か所に防犯カメラが設置されていますが、窓に面した中庭側には防犯カメラはなかったということです。

警視庁は、施設の構造をよく知る犯人の可能性もあるとみて捜査しています。