台風24号による暴風の影響で、愛知県豊橋市の複数の養鶏場で、屋根が飛ぶなどの被害が相次いで明らかになっている。このうち一つの養鶏場では、鶏舎2棟が倒壊。ニワトリ約1万羽が下敷きになったとみられるといい、関係者が救出作業を進めている。

 豊橋市養鶏農業協同組合によると、加盟する32養鶏場のほとんどで、鶏舎のトタン屋根が飛ぶ被害が発生。市内の広範囲で停電が続いている影響で、全ての養鶏場でえさやりや卵の回収ができない状態という。

 えさやりができないため、今後ニワトリが産卵しなくなることも予測されるといい、組合の担当者は「こんな被害は初めて。特に停電がこんなに長く絡んだことは今までない。損失は大きいです」と話している。

2018年10月1日18時21分
朝日新聞デジタル
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