https://jp.reuters.com/article/saudi-politics-dissident-pompeo-idJPKCN1MR2CH?il=0

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2018年10月17日 / 17:25 / 1時間前更新
米国務長官、トルコ大統領と会談 サウジ記者失踪を協議
[アンカラ 17日 ロイター] - ポンペオ米国務長官が17日、訪問先のトルコでエルドアン大統領などと会談し、サウジアラビアの反体制記者ジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館訪問後に行方不明になった問題を協議した。

トルコのチャヴシュオール外相は、ポンペオ長官がトルコ側に情報を提供するとの見通しを示していたが、エルドアン大統領も含めたポンペオ氏との会談後、「有益で実のある」協議だったと述べ、詳細は明らかにしなかった。

ポンペオ氏はコメントしなかった。

ポンペオ氏は16日、サウジを訪問し、サルマン国王やムハンマド皇太子と会談。「全容を究明し、サウジの指導者や高官も含め、説明責任を果たすことにサウジ側が真剣に取り組んでいると、これらの会合により判断した」とする声明を発表した。

トルコの捜査当局は前日にイスタンブールのサウジ総領事公邸で捜索を行う計画だったが、サウジ当局が立ち会えないことから行えなかった。総領事は同日、サウジに帰国した。トルコ当局はこの日、総領事公邸の捜索に入った。

この問題を巡り、トランプ米大統領は16日、すべての事実が判明する前にサウジを非難する動きがあると指摘し、サウジを擁護する姿勢を示した。

一方、米議会ではサウジを非難する声が高まっており、共和党のリンゼー・グラム上院議員はサウジ皇太子がカショギ氏殺害を指示したとの見方を示し、皇太子を「有害な」人物と批判している。