今年6月大阪市消防局の救急隊員が、男性が死亡していると誤って判断し搬送しなかった問題で、大阪市は再発防止策をまとめました。
今年6月、大阪市住吉消防署の救急隊は男性(70代)が死亡していると誤って判断し一度は病院に搬送せず、その後警察からの通報で約1時間遅れて病院に搬送しました。

大阪市によると男性は回復し、病状に影響はなかったということです。
この問題について第三者委員会は判断が難しい事案だったとした上で、2人以上の隊員でダブルチェックをすることなどを提言しました。

【大阪市・吉村洋文市長】
「経験の深い隊員だったということもあって、複数の隊員によるダブルチェックが出来ていなかった。今後死亡の判断に間違いがないように、しっかりとした体制と基準を作っていきたい」
また第三者委員会は高齢化などによって救急件数が増加していることから救急隊員の増員も提言していて吉村市長は検討するとしています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181018-19455308-kantelev-l27