毎日新聞 2018年10月24日 10時44分(最終更新 10月24日 10時44分)

東京都渋谷区は、ハロウィーンの31日午後6時から翌日午前6時にかけ、瓶に入ったアルコール類の販売を自粛するよう、渋谷駅周辺のコンビニエンスストア17店舗に求めることを決めた。長谷部健区長が23日の記者会見で明らかにした。

 区は、今年6月にあったサッカー・ワールドカップ日本代表戦3試合でもコンビニ18店舗に同様の要請を行い、7店舗が協力した。

 区によると、渋谷駅前のスクランブル交差点では、4年ほど前からハロウィーンの前後、仮装した若者が大勢集まるようになり、昨年は酒に酔って瓶を割ったりするケースがあったという。

 長谷部区長は会見で「ハロウィーンは渋谷の風物詩になったが、人が集まり過ぎて、センター街が特に危なくなってしまっている」と指摘。「路上で酒を飲んで酔っ払ってしまったり、けんかや痴漢行為があったりと、問題は増えているのが現状だ」と述べ、瓶入りの酒類の販売自粛要請に理解を求めた。

 区は31日、渋谷駅周辺にエコステーション(ごみ集積場)4カ所、着替え場所2カ所、仮設トイレ2カ所を設置する。【福沢光一】

https://mainichi.jp/articles/20181024/k00/00e/040/266000c