屋台やキオスクみたいな簡易店舗で路上販売してる「ケバブ」というのは、中東で食べるケバブ料理とは違うよ。
お前らが見てるあれは、欧州に行ったトルコ人移民がやり出したもの。

本来「ケバブ」はアラビア語圏では焼いた肉のこと。

エジプトならケバブといえば、羊のブロック肉をスパイスで下味付けてしっかり焼いたもの。
お客様やパーティー、お祝いのときによく出る贅沢感がある料理。肉の塊だからね。

レバノン、シリア方面ではケバブというと、羊や牛のひき肉をつくねみたいにした串焼き。肉ばかりのハンバーグみたいなもの。エジプトだとこのタイプは、クフタ・ケバブという。

日本や欧州の路上で売ってる「ケバブ」というのは、どうでもいい安い肉を円筒状に巻きつけて炙って、それをこそげとってパンに挟んで売る。エジプトではシュワルマと言って、貧乏人向けの底辺の食べ物。何の肉だかもわからんし、不衛生だし。
トルコはアラブと違う肉料理をケバブと呼ぶが地方ごとに違う。
いずれにせよ、トルコ料理はそれなりの美味しい食の世界があり、あれをトルコ人が食べてると思ったら大間違い。あれは味覚音痴のドイツ人向けに移民が始めたものww