時事通信 2018/10/26-09:15

【ワシントン、イスタンブール時事】トルコのサウジアラビア総領事館で死亡したサウジ人記者ジャマル・カショギ氏の長男ら遺族が25日、サウジの首都リヤドを出発し、米国に到着した。
CNNテレビが遺族に近い筋の話として報じた。遺族はサウジ出国が禁じられていたが、解除されたという。

遺族は米国に住む親族と合流する見通し。AFP通信は「愛する人を安全に悼むため、一緒にいられる場所が必要だ」と語る関係者の話を伝えた。

サルマン国王や死亡事件への関与が指摘されるムハンマド皇太子は23日にリヤドの宮殿で遺族と面会し、直接弔意を伝えた。王室への疑惑の目をそらす狙いもあるとみられる。

ジャマル・カショギ氏の遺族(左)と握手するムハンマド皇太子(右)=リヤド。23日に国営サウジ通信が配信(AFP時事)
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