いじめ認定も加害者特定できず

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/20181104/6000003458.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

おととし、いじめを受けていた仙台市の中学2年の男子生徒が自殺したことについて、
再調査を行っている第三者委員会は、自転車を壊されたり、同じクラスの生徒から
無視されたことなどをいじめと認定しました。

一方で、加害者とされる生徒が聞き取り調査に応じなかったため、いじめの加害者は特定できなかったとしています。

おととし2月、仙台市の中学2年の男子生徒が自宅で自殺しているのが見つかり、
去年3月、調査委員会は、いじめが自殺の理由の1つとする調査結果を答申しましたが、遺族は
「いじめの具体的な中身が記されていない」として再調査を求めました。
このため、仙台市は、去年9月、遺族が希望した弁護士などをメンバーに含めた第三者委員会を
新たに設置し、再調査を進めています。

4日、会合で、同級生や教師などから聞き取りやアンケート調査を改めて行った結果、
自転車を壊したことや同じクラスの生徒が無視したり、いじったりしたこと、
それに、先輩や後輩がからかったことなどをいじめと認定しました。

一方で、加害者とされる生徒が聞き取り調査に応じなかったため、加害者の特定はできなかったとしています。

委員会は、今後、再発防止策も盛り込んだ答申をまとめ、年内に郡市長に提出することにしています。
再調査委員会の村松敦子委員長は記者団に対し、
「加害生徒とされる子どもたちには調査に協力してもらえなかったが、
亡くなった男子生徒にとって苦痛だったかという視点でいじめと認定した」
と述べました。

亡くなった男子生徒の父親は
「これまでの調査より踏み込んだ内容にはなっているが、加害者の生徒が特定されなかったことは残念だ」
と述べました。

11/04 19:36