化粧品会社のポーラ(東京)が女性の肌の美しさを都道府県別に順位付けする「ニッポン美肌県グランプリ2018」を12日発表し、群馬県は3年連続で最下位だった。冬の風物詩「空っ風」や日照時間が長い気候が一因とみられ、担当者は「念入りにケアしてほしい」とアドバイスする。

 同社は昨年9月から今年8月まで、店舗で集めた顧客の肌データ約56万件を分析。「肌がうるおっている」「シワができにくい」「毛穴が目立たない」といった8項目を調べ、「美肌偏差値」を算出した。

 本県は8項目のうち、「シワができにくい」47位、「肌がうるおっている」45位など4項目がワースト3に入った。美肌偏差値は19.57と過去7回で最も低かった。

 同社の担当者は「空っ風が吹いて肌の水分が奪われ、日照時間が長いため紫外線を浴びやすい。雨量が少ないことも一因」と分析。本県特有の気候が影響しているとみる。対策として(1)ストールやマスクで風から肌を守る(2)冬でも日焼け止めを塗る(3)化粧水だけでなく乳液やクリームも使う―などを挙げた。

 全国では島根が3年ぶりに1位を奪還。2位秋田、3位石川と、日本海側が上位を独占した。北関東の栃木は37位、茨城は45位だった。

 気象庁のデータによると、冬場(12〜2月)の月別日照時間(平年値)は、前橋が194.3〜210.1時間なのに対し、島根県の松江は68.2〜84.7時間。平均湿度も前橋50%台、松江70%台と開きがある。関東甲信の来年1月までの3カ月予報では、平年と同様に晴れる日が多いとされ、乾燥する日が続くとみられ、肌にとっては厳しい天候になりそう。

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