https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181117/k10011714421000.html

野生のサルの餌付けで知られる大分市の高崎山自然動物園は、ここ最近、サルが寄せ場に出てこない状態が続いていて、
年に一度、無料で開放される17日はスタッフが代わりにサルの姿にふんして訪れた人たちを出迎えました。

高崎山自然動物園は、1200頭余りの野生のニホンザルを餌付けし間近で見ることができる人気の観光地ですが、
夏前からはサルが寄せ場に出てこなかったり出てくる頭数が少なかったりする状態が続いてます。

こうした中、17日は年に1度の無料開放の日で、午前中から大勢の観光客が訪れました。
しかし、午前中はサルが姿を見せなかったため、代わりにスタッフがサルの姿にふんして訪れた人たちを
楽しませるなど対応に追われていました。

サルが出てこない理由について、動物園ではことしは山奥で木の実が豊作のため、寄せ場に降りてくる魅力を
感じなくなっているのではないかとみています。

山口県から訪れた男性は「群れからはぐれたサルが1頭くらいいるかと思いましたが、本当にいなくて驚きでした。
ちょっと残念です」と話していました。

高崎山自然動物園の浅野晃さんは「せっかくの無料開放日にサルが出てきてくれず本当に残念です。
とにかく早く出てきてほしい」と話していました。