「やまゆり園」建て替えで説明会
11月23日 15時10分
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181123/0021709.html

おととし、46人が殺傷される事件が起きた相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の建て替えに向けた地域住民への説明会が開かれ、神奈川県から施設の一画に入所者と住民の交流スペースを設ける案などが示されました。

2年前の事件を受けて神奈川県は施設の建て替えを進めていて、23日は、相模原市で新しい施設の設計について地域の住民を対象に説明会を開きました。
このなかで地域の住民が入所者とふれあう機会を増やすため、施設の一画に住民が自由に行き来できる交流スペースを設ける案などが示されました。
また、希望する入所者が将来、自立して暮らせるように後押しするため、居住する部屋を一軒家のような設計にするほか、日常生活の訓練をするためにトイレや風呂のある部屋を設けることなどを検討していることが説明されました。
施設の近くで暮らす71歳の男性は「これまで入所者とふれあう機会が少ないと感じます。2度と事件を繰り返さないために地域で施設を見守っていくことが必要だと思います」と話していました。
神奈川県は、来年6月をめどに施設の具体的な設計を固めることにしています。