眞子さまの結婚について記者の質問に答えられる秋篠宮さまと紀子さま(22日午前、東京・元赤坂の秋篠宮邸で)=代表撮影
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 秋篠宮さまは誕生日に先立ち、妃殿下の紀子さまとともに臨んだ記者会見で、長女、眞子まこさま(27)と小室圭さん(27)の結婚の延期について発言された。小室さん側のトラブルを巡る報道を懸念し、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況」を整えることが、正式な婚約に進むためには必要だとの考えを明かされた。

 「婚約前ですので、人の家のことに何か言うのははばかられますが」。お二人の結婚延期について、慎重に言葉を選び、語られた秋篠宮さま。「それ相応の対応は大事」と、小室さん側が報道について説明することを強く求められた。

 お二人は昨年9月に婚約が内定し、一般の結納に当たる「納采のうさいの儀」を経て、今年11月に結婚式を挙げられる予定だった。だが、昨年暮れ頃から、小室さんの母が知人男性から提供された400万円以上を返済していないと、複数の週刊誌が報じた。今年2月、結婚関連の諸行事を2020年に延期すると発表。小室さんは8月に渡米し、3年間の予定で米ニューヨークで法律を勉強している。

 小室さん側からは2、3か月に1回ほど連絡があり、報道が事実と異なるという説明も受けられた。「じゃあ何か行動するのかどうか、連絡からは知ることができない」。言葉に不信感がにじむ場面もあった。

 紀子さまは、眞子さまの近況について、週刊誌の報道が始まった昨年暮れ頃から体調が優れないことが多くなったと明かされた。

 「家族として非常に難しい状況にありますが、眞子がいとおしくかけがえのない存在と感じます」。ひと言ひと言を絞り出すように娘への思いを語られた。

2018年11月30日 00時00分
YOMIURI ONLINE
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