検察側の主張によると、事件の発端となったのはパーキングエリアで嘉久さんが
石橋被告に駐車の仕方を注意したこと。
法廷では、当時の状況について萩山さん夫妻の次女の供述が読み上げられた。

「パパがスライドアを開けた。
『邪魔だ、どけ』と言った。
パパが知らない人に大きな声で怒ったことは見たことがなかった」。

これに腹を立てた石橋被告は、萩山さんの車を執拗に追跡。
石橋被告が運転する車は、700mにわたって無理やり追い越し、前に割り込むなどの妨害行為を続ける。
さらに、萩山さんの車の進路をふさぐ形で停車すると、車を降りて近づきドアを開けさせた。

「さっきのはどういうことだよ。
海に捨てるぞ、こら。