みのむしの糸からシルクを実用化

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20181205/3000002204.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

医薬品メーカーの「興和」は、国の研究開発法人と共同で、みのむしから
シルク繊維となる糸を大量に回収する技術開発に世界で初めて成功したと発表しました。

みのむしの糸は、これまで最も強いとされるクモの糸を上回る強度をもち、
長さも数百メートルにも上り、自動車分野などへの活用が期待できます。

発表によりますと、興和と国の研究開発法人「農研機構」は、みのむしから
シルク繊維となる糸を大量に回収する技術開発に世界で初めて成功しました。
みのむしの糸は、これまで糸の中でもっとも強くて伸びると言われていた
クモの糸を上回る強度や切れにくさを持つ特徴があります。
興和と農研機構では、1匹のみのむしから、長いもので数百メートルにも上る
まっすぐな糸を吐き出すことを助ける技術を確立したということで、
今後、自動車や航空機のボディや、スポーツ用品の素材として活用が期待できるとしています。

興和の三輪芳弘社長は
「弾力性もあって、非常に強いのでいろんな分野の素材に使える可能性があります。
素材メーカーと協業して、今後の実用化を考えたい」と話しています。

12/05 19:45