【社会】日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由 ★2
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多くの人が実感しているだろうが、日本にある書店の数は、この20年ほどで半数以下に減った。
かつては駅前や商店街に必ずといってよいほど存在していた「本屋さん」が、人々の生活空間から消えつつあるのだ。
なぜ、これほど書店がなくなっているのか。今後、書店という業態はわれわれの前から姿を消してしまうのだろうか。
まず、書店が大幅に減少している背景には、単に本が売れなくなっているという要因だけではなく、日本独特の出版産業の構造がある。
書店調査会社のアルメディアによると、1990年代の終わりに2万3000店ほどあった書店は、2018年には1万2026店にまで減少した。
さらに、この数字には売り場のない事務所や雑誌スタンドなども含まれているため、
書籍をそれなりに販売している店舗としては、図書カードの端末機を設置している約8800店(日本図書普及の発表による)が実態に近い数字だと思われる。
■雑誌が支えてきた出版流通
欧米先進国と日本の書店の最大の違いは、日本の書店は雑誌を多く販売してきたという点である。
一般的に日本以外の国の書店は「書籍店(BookStore)」であり、雑誌はニューススタンドやドラッグストアなどで販売されてきた。
書店店頭に毎日新しい雑誌が次々に並ぶという風景は、日本にしかないのだ。
それは書店の収益構造の違いとしても表れる。書籍の販売で得る利益で経営を支えている欧米の書店と違い、
日本の書店、特に中小規模の書店は、雑誌の販売で利益を上げてきた。
この構造は、出版の流通を担う「取次」によって実現されてきた。
日本には日本出版販売、トーハン、大阪屋栗田といった取次会社が存在し、これら総合取次と呼ばれる各社は、書籍と雑誌を両方流通させている。
年間7万タイトルの新商品(新刊)が発売され、代替性に乏しく、基本的に繰り返し購入のない書籍に比べて、
大量生産が可能で、計画性のある雑誌のほうが効率がよいことは言うまでもない。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181209-00253083-toyo-bus_all
12/9(日) 5:50配信
前スレ 2018/12/10(月) 06:21
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1544390486/ 取次とは、その効率がよい雑誌で日本全国の書店やコンビニエンスストアなどへの配送網を作り、そこに書籍を載せることで成り立ってきた仕組みなのである。
欧米で出版取次と呼ばれる業態(ホールセラー、ディストリビューター)は
書籍専業の流通業者であり、雑誌と書籍の流通を組み合わせた取次システムは、日本にしか存在しないと思われる。
このように、雑誌流通が書籍流通を支える内部補助の構造によって、日本では書店に毎日、1冊から書籍を届ける流通体制が維持され、
さらに書籍の流通費用を低く抑えることで、書籍の価格が諸外国に比べて極めて安く設定されてきた。
ちなみに、書籍だけで成立させている先に挙げたアメリカやドイツでは、書籍の価格は日本に比べると1.5倍から2倍以上する感覚だ。
■雑誌市場縮小が書店と取次に打撃
かつて、日本の出版市場は「雑高書低」と呼ばれていた。雑誌の販売額が書籍を大きく上回っていたためだ。
出版業界の売り上げがピークを迎えた1996年には書籍の販売金額1兆931億円に対して、雑誌の販売金額は1兆5633億円と1.5倍ほどの規模だった。
効率のよい雑誌の売り上げが大きかった当時、出版業界の収益性は高く、それが書店の旺盛な出店の原動力にもなっていた。
しかし、その後、出版物の販売量は減少の一途をたどる。
特に、雑誌はその頃拡大し始めていたインターネットや、携帯端末の普及に伴って急激に市場が縮小。
2017年の雑誌の販売額は書籍の7152億円を下回り、6548億円と最盛期の3分の1ほどに縮小してしまった。
このことが、雑誌の収益に頼っていた中小書店の経営と、雑誌で巨大流通網を回してきた総合取次の経営を直撃した。
書店、とりわけ駅周辺や商店街にあった雑誌販売を中心とした従来型の「街の書店」が急速に姿を消した。
今年2月、個性的な品ぞろえなどで多くのメディアから注目されつつ閉店した幸福書房(東京・渋谷区)も、
雑誌と書籍の売上比率が逆転したことが、経営に大きな打撃を与えたという。
大手総合取次も日本出版販売とトーハンという上位2社や一部専門取次を除き、業界3位だった大阪屋(2014年に債務超過が発覚し楽天などが出資)、
4位の栗田出版販売(2015年に民事再生手続きを開始し、大阪屋と経営統合)、5位の太洋社(2016年に自己破産)が次々と経営破綻するに至っ すみません
>>2でトリップつけて誤爆しました
m(__)m 雑誌の収益によって成立してきた取次システムと書店経営は、どだい書籍の収益で支えることはできない構造になっている。
総合取次各社は、書籍の販売比率が雑誌を超えると、ほぼ一様に出版流通事業が赤字に転落している。
経営統合で大阪屋栗田となる以前の大阪屋は、2000年代、アマゾンジャパンやジュンク堂書店との取引によって書籍売り上げが増加し、総合取次各社の中で唯一、総売上高も増収で推移した。
それにもかかわらず、この間利益は減少を続け、結局、事実上の経営破綻に追い込まれた。
最大手の日本出版販売と2位のトーハンも、ここ数年で出版流通事業が赤字に転落したことを発表しており、
日販の平林彰社長は、自身が入社した30年以上前から書籍部門は赤字だったことを明らかにしている。
■再生のヒントはアメリカの独立系書店
書店も書籍だけで経営を維持することは不可能だ。大手取次各社が発表している取引先書店の経営指標に基づき、
1坪あたりの在庫金額(雑誌を含む)や商品回転率、そして書店マージンを業界で一般的な22%として試算してみると、
1坪あたりの年間粗利益額は23万7600円。仮に100坪の書店を営業すると、粗利益額は2376万円になる。
支出をみると、家賃を安く見積もって月坪1万円と設定すると1万円×100坪×12カ月で1200万円。
アルバイトを5人、時給1000円で雇い毎日8時間働いてもらうとすると1年間の人件費は8時間×1000円×5人×365日=1460万円。
つまり家賃と人件費で2600万円以上かかり、先の粗利益2376万円から経費2660万円を引くと、
経営者の人件費や光熱費を引かない段階でマイナス284万円で赤字になる計算だ。
このままの取引構造では、日本では書籍をベースにした取次や書店は存在しえないのである。
では、書店という業態が、世の中から必要とされなくなっているのだろうか。実はアメリカでは、2009年以来、独立系と呼ばれる小規模書店の数が毎年増加している。
そうした書店は書店員たちが独自の品ぞろえをし、カフェを備え、地域向けイベントに力を入れるなど、ネットでは味わえないような人々とのつながりを大切にしている。
ただ、日本と違ってアメリカでいまも独立系書店が開業し、成長するのを可能にしている最大の要因は、書籍の価格と粗利益率の高さにある 一例を挙げると、ニューヨーク市のブルックリン地区で2010年に50坪で開店した書店「グリーンライト・ブックストア」は、カフェや雑貨などはほとんどなく、
ほぼ書籍の販売だけで営業しているが、開業以来成長を続け、2016年に同じブルックリンに2店舗目を開店した。
同店では客単価が28ドルと日本の2〜3倍、粗利益率は40〜50%とこちらもほぼ2倍で、
経営者の話から計算すると年間の売上高は約2億円、粗利益額は約1億円に達する。
日本の書店の粗利益率は20〜25%程度なので、1億円の粗利を稼ぐとしたら年商5億円必要だが、
書籍の平均価格1200円程度、商品回転率が年間2回転以下という日本で50坪の書店がこの売上金額をあげることは考えられない。
このように、アメリカの書店はもともと雑誌を扱っていなかったため、書籍だけで経営が成り立つ収益構造がある。
このおかげで、アマゾンとの競争で大手書店が店舗を減らす中で、小規模な書店が新たに開業し、成長できるのである。
日本で、直ちにアメリカと同じ価格と利益の水準にすることは難しい。
しかし、いくつか現実に粗利改善を果たしているケースはある。
ひとつはアマゾンジャパンだ。2017年に取次へのバックオーダー(取次非在庫品の発注)を取りやめるなど、
同社は出版社との直接取引を拡大しているが、公表されている直接取引(e託販売)の条件は出版社の卸値率60%で、アマゾンの取り分は40%だ。
日本を代表する大手書店の紀伊國屋書店も、このところ一部出版社との間で「買い切り・直仕入れ」という新しい仕入れを拡大しているが、こちらも書店の取り分が40%というケースが報告されている。
■配本制度の抜本的な見直しを
両社に共通しているのは「返品しない」ことだ。逆に言えば、返品をしなければ、直接取引で書店粗利40%を提供できる出版社はあるということでもある。
いま、日本の書籍返品率は30%台後半で推移している。返品率がこれほど高水準にあるのは、多くの出版物を書店の注文に基づかずに送る「配本制度」があるからだ。
この仕組みを根本的に見直し、返品率を大幅に引き下げることができれば、日本でも人々を引きつける魅力を備えた書店なら、まだまだ開店・営業していくことが可能になる
日本の書店が書籍の取引条件を改善し、これからの時代に対応した新業態に生まれ変われば、書店という業態自体はまだ十分に人々から求められる商売だといえるだろう 売れる商品である雑誌や漫画を批判しながら売る書店の糞店員 通勤電車はもちろん新幹線とかでも本とか読んでる奴いないもんな 世の中の住環境の変化だな
マンション暮らしや、都市部の一軒家って狭いから
本とか買っても置いておく場所ないもん おれはオッサンとなったが"週刊誌"は買わないままだ 教科書も電子にっていうのは安易な発想だな
ipad配ったとして盗まれたりしたら終わりだからな
子供は物壊すし高級品は持たせないに限る アマゾン(プラス佐川)が巨大取次店になった、ということだよ。
取次店が取り次ぐ相手が「出版社と書店」から「(出版物の)倉庫と消費者」に変わったってこと。
簡単だろ。 自称、読書家が本を買う金が勿体ないからと図書館で借りて読むのは滑稽 日本の返本システムは
返本できるから確実に売れる本以外でも出すことができるという点ではよかったんだ
これがないと海外みたいに売れる本しか出せないということになる
しかし今は電子やネットもあるから見直すときにきたかもね
ていうか出版社が怠慢すぎる頭が昭和すぎる
海賊版問題のときの足並みの揃わなさもひどかった ネット注文が最強やからな。
買いに行かなくても自宅に届く。
中古屋は減ったけどまだ価値あるね。 どこに行っても定価
在庫取寄せ
立ち読み禁止
もうネットで買った方がいいわな 返本なんて無計画な制度があるからだよ
潰れた本屋はもともとつぶれるべくして潰れた 本は売れなくなったかもしれんがコンテンツ自体は昔以上に需要がある
ただインターネットとかSNSとかamazonとかyoutubeに変わっただけ >>23
ほんとそれ
返本やめて責任もって売ればいい
そうすればゴミみたいな本は淘汰される なぜ1990年代末と比較しているか
それは1997年〜1999年が日本の庶民生活水準では最高峰だったから
>>13ゆとりはバブル経済や株価などの机上の数値知識しかないから
実態を知らず、リーマンショックと同じで
バブル崩壊後一気に経済がさめたと思い込んでいる
だけどそれは間違いなんで基礎知識として知っておこう その理由を考えて書く暇な記者も
廃業する
記者が廃業する本当の理由は
馬鹿だから 紙の本はもうCDと同じようにコレクターズアイテムなんだから装幀に拘るべき >>997
昔からゴミみたいな本はたくさん発行されて絶版になってきたよ
そのうち生き残ってる「昔の小説」を今の俺らが買ってるわけ
今のゴミの中から生き残った小説を未来のやつらが買う
漫画もアニメもそうだがゴミみたいなものの中から良いものが生まれたりするので
最初からそのとき売れるものだけ選んで出してたら発展はあまり見込めない
しかしそれにしてもネットで適当に拾ってきてそのまま本にしてる出版は怠慢すぎだと思うけどな 月300円だかで何百紙だか雑誌読み放題のサービスもあるね
時代だな ID:L0BRvQNB0
口は出すけど金は出さない選民思考のクズ
それがこいつら読書家www 要するにもともと無理だったのが、雑誌がダメになって顕在化したってことか 大手と呼ばれる出版社くらいの力があれば、
独自で書店と契約して独自で流通網部門を持って
全国に配布するくらい簡単そうなのに
なぜどこの出版社も「取次」にお願いしてるのか? 数を読みたいなら新刊出たらすぐ買って一週間以内にキレイに読んでヤフオク
しかし、ゆうメールの厚さ3cm制限で送料分の利益が削られちゃう >>25
俺は電子書籍推進派で電子書籍ばっか買ってるよ残念だな老害
しかし教科書は話が別になる
どう考えても現状は問題の方が多すぎる
>>32
ランドセルなんて基本壊れないしでかいし小学生にとっては
価値もないから盗むとかもないだろ kindleでいいんだよ、荷物になるから。買うのは安い古本だけ。 時代遅れの日本も、ようやくペーパレス社会に向かったか。。。 目先の金ばかりの出版社が書店を放置してネットで直販
そりゃ取次を通さないで売れるなら固定費のかからない直販で利益を上げるよな
それでも出版社が潰れてるんだから業界そのものがオワコン 日本人がバカになってる証拠w
フランス文学を読んで面白かったよ!なんて会話まったく聞かないもんw
大学生レベルでもw
日本は、労働者を道具扱いする国w
学校の教育でさえ、知恵を育成しない。
知識は制限されて、不親切に語られるだけだ…
日本政府・官僚が悪い…
日本の大衆に、余計な知恵を与えるな!だよ。
雑誌は広告だし、本もだらだらと無駄に長い話で200ページ
前後まで引き延ばして「本」化してるゴミレベルのモノが多い。
フランスのデモ闘争に思うが、フランスは批判文化があるし、
その為の教育も行なわれている…
今、フランスでおこってることは、民主的な政治闘争。
日本人は教養が無いバカの単細胞だから、あ〜いうの見ると、
テロか暴動としか認識できない… NHKをはじめとするメディアでさえそんなレベルだ。 せめて入荷と在庫の確認くらいネットでできるようにしてくれ >>45
俺は結構本を買うぞ
吉本芸人の小説とかは買わないけど 人気作の新刊書籍は小店舗にはなかなかおりてこんのよね
店長がトーハン直接行って数冊持ってきてドヤってなぁ >>48
取次ぎの声がでかくて権利がでけーからだね
今取り次ぎは未来がやばいと思って電子ポータルなんかに移動
倉庫代もいらないのに取り分だけはしっかり取る まあネットのほうがいろんな本探せるしなあ。ランキングとか古本とか他分野の本も
一挙に探せる。本屋さんは置いてある本だけだしなあ。 >>50
電子書籍がいかんとは言わんが買わないなら紙の本でまず問題ない
本は借りて読むものだ 某スーパーに入居してる系列書店が
店内購入した飲み物のみながら
立ち読みを認めてるのが典型例。
商業施設に人を留めるツールとして
考えてんだろ。 >>23
出版に限らず、どこの企業もそうだよ
公務員も同じ
日本全体で社会がそうなの
これは45歳以上のバブル就職組より上の世代と
45歳未満の氷河期制世代以下との断絶隔離が原因
バブル就職組までは昭和脳なわけさ
大袈裟でもなんでもなく
50歳と70歳はほとんど変わらない
40歳は20歳とほとんど変わらないから
バブル就職組が一掃されるまではこの国に夜明けはやってこない 「アメリカでは成功してる」って言うけど、極端な例外事例だろ。 >>63
チラシなどの類も?
用途によるだろ
そのチラシだってネットチラシと人が集まるところに貼り出すので分かれるし >>71
日本はその例外すら見つけるのが難しそうだがな そういや漫画雑誌を買わなくなって以来、週刊誌月刊誌は買ったことがないな
つか、雑誌の何が面白いのかがよくわからんのだが・・・ >>56
お前は「慈しみの女神たち」くらいは読んだんだろうな? ID:s1kXp+dj0
プライドだけ高い氷河期のゴミクズ >>11
それはない。
ディスプレイは目に悪いからな。
紙のほうが目に優しいからな。
それをどうにかしない限り、紙が駆逐されることはない。 本屋に毎日大量の新刊本が届く。
小さい本屋は置くスペースがない。
バイトを雇って朝から取次から届いた書籍と雑誌を出して並べていく。
新刊本を置くために返本作業。毎日大量のダンボールが返本される。
売れない本が流通し売れない本のために人件費がかかる。
客が必要とする取り寄せの本はアマゾンより時間がかかる。 そんな買わないけど、自分の住む街に一軒は欲しいな本屋は 紙は重いし場所取るし
文字とか映像とか音楽とかデジタルデータだけで質量が必要ないものならそっちがいい アメリカではーていうけど
アメリカ人そんなに本読まないぞ
確実に売れるミステリとかがベストセラーになってるだけで… >>50
電子機器だって同じだろw
どんだけ貴重品だと思ってんだw
頭が昭和。 kindleみたいな貧相な端末ではこれまで培われた雑誌の文化は引き継げないだろうが、
雑誌のブログ化==アフリエイトや広告モデルしか未来はないだろうな。 本屋 レコード屋 駄菓子屋・・大好きなものがなくなって行く。 パクったウィキみたいな本は論外だが
本が沢山ある事自体はゴミではない市場が賑やかで楽しい証拠
まぁいくら本を読んでいてもゴミだの淘汰だの教養の欠片もない言葉が出てくるようではな 欲しい本を置いてない、取り寄せは数日
amazonでポチったら当日か翌日に届くのにわざわざ行かないよ 自社ホームページで直販を認めてる時点で再販制度も崩壊してるだけどな。
年会費を払って会員登録すると自動的に割引なるシステムもあるし。
定価で表示してるのは隠れ蓑って事を知らんのか? 名古屋のららぽーとの書店、図書館のようでした。
近所の人は頻繁に行くのだろうか? 昔みたいに、子供に百科事典とか図鑑だの、偉人の伝記やら名作を買い与えたりはせんのか?
今の親は。
それは親としての責任だと思うが。
習慣のないことは大人になってもなあ?身に付かんだろ。そりゃ… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています