大手食品メーカーの日清食品グループは、原材料の小麦粉や物流費などの上昇を受けて、冷蔵タイプのラーメンなどの商品を来年4月から値上げすることになりました。

「日清食品チルド」は、小麦粉を主な原材料とする冷蔵タイプの麺類およそ80品目を、来年4月1日に納品する分から値上げします。

値上げするのは、「行列のできる店のラーメン」や、「日清のラーメン屋さん」、「つけ麺の達人」などで、値上げ幅は3%から9%としています。

値上げの理由について、会社では、小麦粉の価格上昇に加えて、物流費や人件費も上がっているためだと説明していて、今回のように麺類の大半を値上げするのは、およそ10年ぶりだということです。

日清食品チルドは、「自社の努力だけではコスト増を吸収できない状況のため、やむをえず価格を改定する」と話しています。

大手メーカーの「東洋水産」も同じく来年の4月1日に納品する分から値上げすることを、すでに明らかにしています。

NHKニュース 2018年12月10日 17時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181210/k10011741941000.html