今週のレギュラーガソリンの小売価格は、原油価格の下落を背景に7週連続で値下がりし、1リットル当たりの全国平均で7か月ぶりに150円を下回りました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、10日時点のレギュラーガソリンの小売価格は1リットル当たりの全国平均で149.3円と、前の週と比べて2円ちょうど値下がりしました。

ガソリン価格の値下がりは7週連続で、150円を下回るのはことし5月下旬以来、7か月ぶりです。

これは、アメリカと中国の貿易摩擦の影響で世界的に景気が減速し、原油の需要が減るのではないかという見方から、原油の先物価格が下落していることが要因です。

石油情報センターは「主な産油国は、今月7日に開いた会合で来月から原油の生産を減らすことで合意したが、市場では実際に減産が進むかどうか懐疑的な見方があるほか、需要が落ち込むことへの警戒も消えておらず、原油価格やガソリン価格の先行きは見通しにくくなっている」と話しています。

NHKニュース 2018年12月12日 15時08分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181212/k10011744371000.html