・エラーの原因や影響を与えた口座数、金額については回答できず
・国内主幹事の1社、約1800億円を引き受け

ソフトバンクの新規株式公開(IPO)に関連し、国内主幹事を務めているSBIホールディングス傘下のSBI証券が顧客に過少に当選株数を伝え、訂正していたことが分かった。

同社経営企画部の緒方剛史次長によると、10日午後6時に抽選を実施。その後、当選株数や補欠当選株数を伝えたが、12日未明に訂正し、実際はもっと多く当選していたことを顧客に伝えたという。

緒方氏は、ソフトバンク株の人気がなくキャンセルが相次いだために急きょ当選株数を増やしたのではないかとの観測を否定。エラーの原因や影響を与えた口座数、金額については回答できないとしている。

SBI証は9月末時点で445万口座を保有。ソフトバンクの2兆6500億円規模のIPOでは約1800億円を引き受けており、国内主幹事の1社となっている。

ソフトバンクの広報担当者は、回答を控えるとしている。

2018年12月12日 17:55 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-12/PJM6UW6TTDS101