https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181218/k10011751831000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007

東海第二原発で作業員死亡 誤って電線に触れ感電か
2018年12月18日 20時44分各地の原発

18日午後、茨城県東海村の東海第二原子力発電所の敷地内で設備の点検作業をしていた43歳の男性が倒れてその後、死亡し、警察は、誤って電線に触れて感電したとみて調べています。原発を運営する日本原子力発電は、この事故で放射性物質が漏れるなどの影響はなかったとしています。

18日午後3時半ごろ、東海村にある東海第二原発の敷地内で「作業員の男性が倒れた」と消防に通報がありました。

消防や警察が駆けつけたところ、放射線管理区域の外にある屋内開閉所と呼ばれる施設の近くの屋外で男性作業員が倒れていて、病院に運ばれましたが、警察によりますとおよそ1時間半後に死亡が確認されたということです。

死亡した作業員は茨城県那珂市の宇野貴則さん(43)で、日本原電によりますと当時、同僚と一緒に設備の点検を行っていたということです。
警察は、誤って電線に触れて感電したとみて詳しい状況を調べています。

日本原電は、この事故で放射性物質が外に漏れるなどの影響はなかったとしていて、東海第二原発の保志貴司副所長は「死亡事故を起こしてしまい心よりおわびします。事故の詳しい原因を調べたい」と話しています。