☆ 夜の政治スレです

米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設計画の賛否を問う県民投票(来年2月24日投開票)に関し、飛行場を抱える宜野湾(ぎのわん)市と県内第2都市の沖縄市が投開票事務に協力しない公算が大きくなった。両市議会は20日、関連経費を盛り込んだ平成30年度補正予算案を否決し、両市長は県民投票に消極的な考えを示した。他の市町村議会でも否決が相次いでおり、有権者の約4割が県民投票に参加しない可能性がある。

宜野湾市議会は再議に付された補正予算案も否決した。松川正則市長は記者団に「熟慮の上で判断したい」とした上で「議会の判断は重い」とも述べ、投票に協力しない意向をにじませた。

沖縄市議会では21日にも再議に付される方針だが、否決する見通し。桑江朝千夫(さちお)市長は議会の議決を尊重する意向で、市議会で「県民投票の実施で基地問題をさらに混乱させ、県民の分断を招くのではないかと危惧している」と述べた。

宜野湾市は7万6千人、沖縄市は10万9千人の有権者がいる。宮古島市の下地敏彦市長は投開票事務に協力しない方針で、うるま市議会も20日、補正予算案を否決した。関連予算を認めなかった議会は9市町に上り、石垣市議会は県民投票反対の決議を可決した。

これらの自治体が協力しなければ、有権者約116万人のうち最大で4割超が投票に参加しないことになる。投票結果に法的拘束力はないが、投票の正当性が問われる事態となりそうだ。

https://www.sankei.com/politics/news/181220/plt1812200035-n1.html