岐阜県関市の養豚場で、2頭が豚コレラへの感染が確認された事を受け、およそ7800頭の殺処分が行われています。

一連の豚コレラ問題では最多で、自衛隊も出動しました。

「感染が確認された養豚場では、岐阜県の職員や自衛隊員が、白い防護服を着て豚の殺処分を行っています」(記者リポート)

24日、関市肥田瀬の養豚場で、出荷するブタの1頭が、豚コレラの陽性反応を示し、詳しく調べた結果、25日朝、メスのブタ2頭に感染が確認されました。

岐阜県内の飼育施設での感染は、6例目です。

殺処分される豚は、7861頭で、岐阜県は、豚コレラ感染で初めて、自衛隊に災害派遣を要請し、支援を求めました。

これまでどの施設でも、1日で完了していた殺処分が、3日以上かかり、消毒など全ての作業が完了するのは、1月3日だということで、のべおよそ6000人が作業にあたります。

「気の毒。近所から(豚コレラが)出るたびに、ピリピリしていた」
「すごい数。それを全部処分する…言葉がない」(近くの住民)

25日は、国の調査チームも現地入りし、岐阜県は、対策強化に向け、地元の猟友会に、野生イノシシの捕獲を継続するよう求めました。

大量の殺処分で、関係者の間では、今後、豚の流通に影響が出ないか心配する声も聞かれています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181225-00009819-cbcv-soci
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