大手電力各社は火力発電の燃料の輸入価格が上昇したことから、来年2月の電気料金をそろって値上げします。暖房の需要が増す冬場の家庭の負担が増えそうです。
各社の発表によりますと、来年2月の電気料金は使用量が平均的な家庭で、東京電力が78円、中部電力が65円、東北電力が50円、沖縄電力が47円、中国電力が44円の値上げとなります。
また、北海道電力と九州電力が40円、関西電力が39円、四国電力が32円、北陸電力が26円の値上げとなります。

これは、火力発電の燃料となる石油や天然ガスなどの輸入価格が先月まで上昇していたためです。

大手10社すべてが値上げするのは7か月連続で、去年の同じ時期と比べると、東京電力が762円、中部電力が653円上昇していて、暖房の需要が増す冬場の家庭の負担が増えそうです。

一方、都市ガス大手も天然ガスの輸入価格の上昇を受け4社すべてが来年2月のガス料金を値上げします。

値上げ幅は使用量が平均的な家庭で大阪ガスと東邦ガスが57円、東京ガスが53円、西部ガスが40円となっていて多いところではこの1年間で月の負担が460円程度増えています。

NHKニュース 2018年12月27日 16時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181227/k10011761581000.html
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