>>330
マジすか・・・・
だとすると、いきなりコレクティブピッチレバーを落としこんじゃったか、
スウォッシュプレートとブレードを繋ぐコネクティングロッドが破損したか、ですかねぇ。

操縦席の脇にあるレバー様のものが「コレクティブ・ピッチレバー」です。
これを上げるとピッチ角が+方向になり、揚力が上昇していきます。
逆に下げると−方向になり、オートローテーション状態になります。
操縦ミスだとすると、通常の飛行中にガクンとレバーを押し込んじゃった、
ということになります。
またはこの操作系にトラブルが発生した可能性もあります。
単にワイヤで繋がってるだけですし。。。

メインローターのピッチ角は、全てのブレードが常に異なる角度になっています。
例えば前進中は前からも風を受け、更に回転しているブレードは機体の左右で
対気速度が変わります。同じ角度だと横方向にひっくり返ってしまいます。
これを解決するために、シャフトの根元にシャフトの回転と同期しながら
角度を自由に変えられるスウォッシングプレートという機構が備えられており、
プレート上部のブレードにコネクティングロッドという棒で繋がっています。
このロッドの上下でピッチ角が変わる仕組みで、これが折れたか、プレートが壊れて
脱落したかのいずれかで、急激にピッチ角が減少した、という可能性は有り得ます。

ワイヤが切れた、ロッドが折れた、プレートの破損、などの事故は絶対に起きてはいけないので、
当然ですが整備においてもフライト前の機体チェックにおいても、重要点検項目になっています。
万が一にもそんな初歩的な原因だったら、自衛隊なら機付員が自殺するレベルですし、
事故調査でもすぐに解ることです。軍隊という性質上、公表されない可能性はありますが、
少なくとも原因と対策が公表されない限り、他国が買うことはあり得ません。

・・・ってか、そんな機体乗りたくねぇ。。。