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石油元売り最大手「ＪＸＴＧ」首都圏で家庭向けガス販売参入へ
2019年1月21日 19時23分

石油元売り最大手の「ＪＸＴＧホールディングス」は、来月から首都圏で都市ガスの販売に乗り出すことになりました。業界の垣根を越えた競争が活発になりそうです。

発表によりますと、「ＥＮＥＯＳ」などのガソリンスタンドを展開するＪＸＴＧホールディングスの子会社は来月から首都圏で家庭向けの都市ガス販売を始めます。

料金は首都圏で最大のシェアを占める東京ガスの従来の料金に比べ、標準的なタイプで最大４％割安に設定されているとしています。

ＪＸＴＧはすでに電力の小売りにも参入し、申し込み件数は全国で54万件にのぼっていて、都市ガスの販売でも10万件の契約を目指すということです。

都市ガスの小売りはおととし４月に全面自由化され、首都圏ではすでに東京電力のほか、中部電力と大阪ガスが共同で出資する会社などがガス販売に乗り出しています。

石油元売りがガス販売に参入するのは今回が初めてだということで、業界の垣根を越えた競争によって、料金の値下げや、メニューの多様化につながることが期待されます。