ソフトバンクグループは、2020年度に、AI=人工知能を活用して働き方の効率を高める「スマートビル」と呼ばれる建物に本社を移転すると発表しました。

発表によりますと、ソフトバンクグループは、2020年度に、通信子会社のソフトバンクとともに今の東京 港区のビルから、同じ港区の「竹芝開発地区」に新たに建設されるビルに本社を移転するとしています。

新たなビルは地上40階建てで、ソフトバンクの技術で多数のカメラやセンサーが設置され、人の動きをAIがリアルタイムで分析する「スマートビル」として機能させる計画です。

たとえば、ビルの入り口付近の混雑状況を予測して社員に最適な通勤時間をスマートフォン上で提案したり、ビル内の飲食店の混み具合を予測して社員が分かるようしたりするということです。

このほか、顔認証の技術で社員証などをかざさずに入館できる仕組みなども取り入れて、本社で働く1万7000人余りの社員が効率よく働ける環境を整えたいとしています。

また、本社でさまざまな最新技術を活用し、有効だと確認されたものは、ビジネスとしてほかの会社に提供していくことも検討したいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190129/k10011795371000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012