【訃報】作家の橋本治さん死去 「桃尻語訳 枕草子」
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小説「桃尻娘」や「桃尻語訳 枕草子」などの著作で知られる作家の橋本治(はしもと・おさむ)さんが29日、肺炎のため死去した。
70歳だった。葬儀・告別式は未定。喪主は母、美代子(みよこ)さん。
東京都出身。小説や評論、エッセーなど多彩に執筆。若い女性の話し言葉で古典の現代語訳を手掛けた「桃尻語訳 枕草子」はベストセラーになった。
昨年11月には、長編小説「草薙(くさなぎ)の剣(つるぎ)」(新潮社)が野間文芸賞を受賞。がんの闘病のため、贈呈式を欠席していた。
http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/4/f462e_368_904bb2a5c4e56cad0582afa5bf17a822.jpg
http://news.livedoor.com/article/detail/15944816/ >>352
「ハイスクール八犬伝」のことか。学校図書館に置いてあったな。 人生終わってから見ると、渡部昇一と大して変わらない、思い込みの強い文章を垂れ流した人にしか思えない >>438
今、文庫の在庫がないんだ。ちょっと増刷してくれないかな。 >>467
ええ・・・あれはただのハッタリ屋だよ。 >>142
駒場祭のポスターでの注目ってどんな感じだったの?
週刊誌に載るぐらいしか想像できないんだが、あのポスターの作者ってことで名前が出るぐらい騒がれたの >>473
「天下の東大生」がこんなふざけたポスターを作ったというだけで
名前なんて誰も気にしなかったよ
イラストレーター時代も無名だったし、橋本治という名前が世に出たのは
桃尻娘が新人賞を取って単行本が発売されてからのこと >>474
本を出版したときに、ああ、あのイラストの!って感じですかね
しかし酒飲みでもなかったのに70で亡くなるとは、早期発見なら治癒できてたのかな >>475
癌が直接の死因じゃないからねえ
身体も大きくて健康そうなイメージがあったので
70歳の若さで肺炎で亡くなるというのは予想外だった
抗癌剤や放射線療法の影響で体力や免疫力が落ちてたのかなあ >>107
桃尻誤訳枕草子を読もうとしたが、今どきこんな感じで喋る女なんておらんから
アホらしくなって読めなかった ならば自分なりの言葉で再翻訳すればいい
橋本が教えてくれたのはそういうことなんだぞ 「世間の常識」とか「権威」とか「大人の言ってること」とかの
「世の中の基準」みたいなものを疑わずにモノを考える人には、
自分の信じてること否定されてるみたいに感じられて合わないのかもしれないな。
そういう「世の中の基準」を疑う姿勢や、あと、
「物事を難しく言おうとしない」ってのもあるので、
理系の自分にも読みやすかったし、他にこういう人いないので、とても残念です。 >>476
癌の手術をした後に嚥下力が極端に落ちたって書いてたから
肺炎と言っても誤嚥性肺炎だよね
http://www.webchikuma.jp/articles/-/1555
この人の一人称による源氏が本当に魅力的で大好きだった
亡くなったのはとても悲しいけど、まだ手付かずの本が沢山あるから
自分には彼を惜しむ資格がないような気がしている もう一つ。
「オリジナリティー」は、この人のためにある言葉だと思う。 批評家。
小説書いても、現代語訳やっても、全て批評だった。 ピンクのコットンパンツやめなきゃね。
気軽で格好いいとは思うけど。
後ろから見るとまるで桃尻娘だって
彼が言うの。 なんだか日に日に喪失感が大きくなっていくなあ
子供の頃優しくしてくれた近所の人とか、疎遠になって何十年も経つ親戚とか
何かと気にかけて世話してくれた元上司とか、そういう人の訃報に触れると
不義理にしていた分だけ罪悪感や悲しみが大きい >>227
安井かずみと死別したあと、再婚したが離婚した >>423
遠藤周作は「沈黙」と「海と毒薬」でこれからも残るだろ? 沈黙はスコセッシの映画あってかも知れんが
というか、ほとんどの作家って生きている間だけだな。死んで作品が残ってる連中の凄さよ >>238
結局今でもパクリしかしてないという悲惨な状況。
パクリをやめるくらいなら先進国じゃなくなってもいいくらいの勢い。 >>467
談志は流行り病みたいなものだったけど、橋本治は後世どう評価されるかな
談志は落語家でこの人は作家だけど、どちらも評論家としては抜きん出ていたし わたくしども日本のビジネスマンは、なにゆえに背広を羽織り、革靴を履き、
なぜ、ネクタイを締め、テカテカの顔のアブラを150円のハンカチで拭っているのか。
そしてまた、どうしてオレらは、その顔のアブラを右手経由でマウスの表面に塗りたくりながらでないと、
執務を続行することができないのか。そういったあたりの諸々について、よろしく考えを深めなければならない。
答えは、「革命的半ズボン主義宣言」という本の中に書いてある。私はこの本を、20代の頃に読んだ。
著者は橋本治。初刷の発行は、1984年。1991年には河出書房新社から文庫版が出ているが、いずれも既に絶版になっている。
Amazonを当たってみると、版元にも在庫がない。名著なのに。
というわけで、手元に実物が無いので、詳細ははっきりしないのだが、私の記憶しているところでは、
本書は、「日本の男はどうして背広を着るのか」ということについて、まるまる一冊かけて考察した、
とてつもない書物だった。以下、要約する。
1. 日本のオフィスでは、「我慢をしている男が偉い」ということになっている。
2. 熱帯モンスーン気候の蒸し暑い夏を持つこの国の男たちが、職場の平服として、
北海道より緯度の高い国の正装である西洋式の背広を選択したのは、
「我慢」が社会参加への唯一の道筋である旨を確信しているからだ。
3. 我慢をするのが大人、半ズボンで涼しそうにしているヤツは子供、と、
うちの国の社会はそういう基準で動いている。
4. だから、日本の大人の男たちは、無駄な我慢をする。しかもその無駄な我慢を崇高な達成だと思っている。
暑苦しいだけなのに。
5. 実はこの「やせ我慢」の文化は、はるか昔の武家の時代から連綿と続いている社会的な伝統であり、民族的なオブセッションでもある。
城勤めのサムライは、何の役にも立たない、重くて邪魔なだけの日本刀という形骸化した武器様の工芸品を、大小二本、
腰に差してして出仕することを「武士のたしなみ」としていた。なんという事大主義。なんというやせ我慢。
6. 以上の状況から、半ズボンで楽をしている大人は公式のビジネス社会に参加できない。
竹光(竹製の偽刀)帯刀の武士が城内で蔑みの視線を浴びるみたいに。
なんとなれば、わが国において「有能さ」とは、「衆に抜きん出ること」ではなくて、
むしろ逆の、「周囲に同調する能力=突出しない能力」を意味しているからだ。
以上は、記憶から再構成したダイジェストなので、細かい点で多少異動があるかもしれない。
話の順序もこの通りではなかった可能性がある。でもまあ、大筋、こんな内容だった。
橋本氏の見解に、反発を抱く人もいることだろう。極論だ、とか。自虐史観だとか。
しょせんは局外者の偏見じゃないかとかなんとか。
でも、私は鵜呑みにしたのだな。なんと素晴らしい着眼であろうか、と、敬服脱帽いたしましたよ。ええ。
だから、一読以来、私の考えは、こと背広については、橋本仮説から容易に離れることができない。
そういう目で見てみると、スーパークールビズは、興味深い試みだ。
もしかすると、これは日本のビジネスの世界を根底から変えるかもしれない。
「革命的半ズボン主義宣言」の最終的な結論は、タイトルが暗示している通り、
「半ズボン姿で世間に対峙できる人間だけが本物の人間」である旨を宣言するところにある。
ということはつまり、スーパークールビズが額面通りにオフィスを席巻して、
日本中の男たちがカジュアルウェアで働くことになるのだとしたら、わが国のビジネスシーンは、
それこそ「革命的」な次元で変貌するはずなのだ。 >>14
橋本治の「一時代に何かを成し遂げた人は、その時代の終焉とともに死ぬ」って文章を読んだばっかなので、単純にディスれない。
ほんとにこんな感じになるかもしれないと思う。 >>168
うわー気恥しいw
アパートの匂いとか思い出すw
原作から「低音で毒づくクールな榊原玲奈」をずっと想像してたから、こういう映像作品を毛嫌いして観てこなかった。
まぁ考えてみれば、こんな感じの女の子だったのかもな。毒づいているのはほとんどモノローグだしね。
でも、この醒井涼子は違うw >>491
昭和の終わりを受けて、同時期になくなった手塚治虫などの名前を挙げ、時代の終わりにはその時代を象徴する人物も亡くなり時代とその人が体現していた何がしかの終焉を後から見ると示しているといった内容のエッセイを書かれていたのを覚えています。
まさか平成の終焉と同時期に亡くなるとは思いませんでしたが、橋本治氏が亡くなる事は何の終焉を示しているのか考えてしまいます。 ネット時代にはもう文化人は現れない
オピニオンは不要で情報だけが尊ばれる
信者獲得型の商売はジャニオタとかしかだませなくなった >>494
逆。増殖してるのは騙されてる自覚のない愚民ばかり。 いやそういう意味だろ
つまり Video Killed The Radio Star
われわれ老兵は死なずともやがて消え去る運命なのさ >>495
いや今文化人が言うこと誰も信じないぞ
すぐネットで突っ込みが入るから
論文も検索できるから
適当なこと言って人ごまかせなくなった
STAP細胞のウソがネットで暴かれたようにね ただためしてガッテンとか信じるおバカさんは一定程度いる
それは増えも減りもしていない >>497
それもひとつの虚構なんだよ。
愚民つか人間が怖いのは、自分が欲する情報しか目に入らないことだ。どんなに精緻な検証をしてる言説でも、自分が信じたくない説なら抹殺したり、叩いたりする。しかも顔出しして看板背負ってるプロじゃなかったら、反証もしないでネガコメを増産する。
今までが「殺菌消毒された、不味い少量の割高栄養食(勝手に入れられる偏向調味料つき)」だとすると、「雑菌だらけだけど、好きなものテンコ盛りの無料バイキング(お好みでかけられる偏向調味料つき)」になっただけ。「安全で美味しい無料の栄養食」なんて、大衆相手に普及しない。 震災以降は難病患って表に出てこなくなったためか、この人の本も読まなくなったな
また読み返してみようと思うけど、2011年以降でこれはというのはある? >>500
「上司は思い付きでものを言う」だったかな、あれ読んで
もう橋本治はだめだ、こんなに頭悪い奴だったんか、と思ったな >>501
埴輪の会社がコンビニを始める、というやつね
思いつきの上司に対して呆れてしまえば良い、というのは処方箋にならんと思ったけど 橋本治に聞いてみたかったのは責任ってどういうことなんですかってことなんですが
その手のこと書いた本ってあったら教えてください 全然、話題になんねんな
時代のアイコン的なブームの時期もあったし
もちろん今も現役だし
過去のブームでもいいし、文化人としてでもなんでもいいが
もう少し知名度高いとおもてたが
文壇的にはあれでもいいが
なにか、ふに落ちない >>504
亡くなって4日も経つのに、このスレがこんなに埋もれていることがショックだわ
5chの年齢層を考えればもっともっと伸びていいはずだと思っていたのに >>459
おれはバカは嫌い!
とハッキリ言える人で面白かったが
今ではバッシングの嵐だったろう。 いや、バカは嫌い、の言説はありふれてるだろ。
で、当のバカは、読まなかったり、自分のことだと気づかなかったり。 >>281
古事記は児童向けの日本古典シリーズ(色んな著者が参加してる)みたいのの1冊だった気がする
出版社も児童書系か学参系じゃなかったかな
「いつでも買える」とタカを括って結局買いそびれた記憶が >>313
このワク線、薔薇、桃の絵、描いてるの橋本治じゃないかな? >>356
大友克洋論もすごかったよ
「大友は本質を描く人だ」と言うところから、初期短編によく出てくる大学生達(若い男達)がいつも複数でつるんでるのは
若い男は一人で自分の物語を生きるだけの内実をまだ持っていない存在だと大友が見抜いてるからだ、とか
『Fire Ball』でようやく、集団から抜け出し自分を持った若者=主人公が登場したけど社会の壁(ATOM)に潰された
この先は、自分の物語を持ち社会の壁(大人社会?)に挑み自分らを認めさせる若い男主人公の作品を描くしかない、と
『AKIRA』の連載を予期させるような事も言ってた 桃尻娘がどうのこうのってのを学生の頃に読んだけど、
なんか人生観とか恋愛観がこの人とは根本的に違う気がしたわ。
でも面白く一気に読めたのは文章が上手いからなんだろね。
基本とか土台がちゃんとしているって大切だと思うわ。 ご冥福をお祈りいたします。 しかし齢70で母親が喪主とは・・・ ようつべにクリティックスの総集編アップされてるね。燕尾服のやつw
アドレスは書き込めないみたいなんで
探してみてね
河出書房あたりから、全集出ないかな。。。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています