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富士山 雪が少なく山肌目立つ
2019年1月30日 15時12分気象

静岡県内は、ことしに入り降水量が極端に少なく雪の少ない日が続いていて、この影響で厳冬期を迎えている富士山は、静岡市側から見ると山肌が目立ち、例年と比べても少ない冠雪となっています。

静岡県内は、ことしに入り降水量が極端に少なく、雪の少ない日が続いています。

静岡地方気象台によりますと、今月1日から29日までの県内の降水量は、富士山に近い観測地点の富士宮市白糸で1.5ミリ、御殿場で3ミリ、富士で0.5ミリなどとなっています。

この影響で、富士山には年明けから雪が降らず、静岡市側から見える富士山の斜面には、例年の同じ時期と比べても積雪が少なく、山肌が目立っている状態です。

一方、御殿場市側から見た富士山は、雪化粧におおわれているのが確認できます。

気象台によりますと、静岡市側は太陽の光を受けやすく雪がとけたものの、御殿場市側は雲が発生しやすいため、日の光が遮られ、雪が残っているということです。

気象台によりますと、偏西風の蛇行により低気圧の影響を受けにくい状況が続くため、今後1か月の降水量は平年並みか平年よりも少なくなる予想となっていて、富士山では今後も雪の少ない状況が続きそうです。