https://jp.reuters.com/article/canon-results-idJPKCN1PO0HF

テクノロジー
2019年1月30日 / 07:35 / 9時間前更新
キヤノンの19年12月期は減収減益予想、円高想定が業績下押し
Reuters Staff
[東京 30日 ロイター] - キヤノン(7751.T)は30日、2019年12月期連結業績(米国会計基準)は減収減益を見込んでいると発表した。世界経済の不透明感が高まっていることを踏まえ、業績予想の前提となる為替レートを円高方向に設定したことが響く。

会見した田中稔三副社長は「米中貿易摩擦のさらなる激化や中国・新興国での景気減速懸念、ブレグジットに代表される欧州政治の混迷など、多くのリスク要因により、不透明感がますます高まっている」と懸念を示した。

売上高は前年比1.3%減の3兆9000億円、営業利益は同5.2%減の3250億円を予想。部門別の売上高は複合機などのオフィス部門が前年比2.4%減、カメラなどのイメージングシステム部門が同3.9%減とそれぞれ減収を計画している。

田中副社長はカメラ事業について「スマートフォンに一部市場を取られたが、本来のカメラの役割は消えない。少しずつ減るにしても、カメラが無視されるような減り方ではないと思う」と述べ、ミラーレスを中心に拡販を図っていく方針を示した。
(リンク先に続きあり)