――辞めなくてもいいのではないかという声もある。得意分野ではかなり実績を上げていると市民は感じている。

 「今回のことを考える際に、様々な責任を考えました。選挙で選ばれた立場として、4年の任期をしっかりといかなる状況であろうが全うする責任もあるかと思います。やりかけの仕事をしっかり引き続きやっていくという責任もあろうかと思います。ただ今回については、自分がしたことの責任についていかなる処分をするかというテーマであり、ほかの責任があるからといって処分を甘くするわけにはいかない。自分のしたことは、いかなる理由をつけたとしても許されないことと思います。自分の行為については辞職以外に処分はないという考えに至っています」

――どのような形で辞職を決意したのか。

 (約25秒沈黙)「いろんな声が寄せられてきました。私の支援者の中で辞職を言う者は一人もいません。ただ、今回は繰り返しになりますが、市長という処分権者が自らの行為に対して、いかなる処分をするかというテーマなので、支援者の意見がどうであれ、処分する立場としては、辞職以外に責任の取りようがないという結論に至った。最終的に(決めたの)は今朝であります」

――次の選挙に出るのか出ないのか。

 「そこは本当に分からないです。そこの部分の検討などできていないです。正直、支援者からは『出ろ』との声ばかりです。当然ながら『早く辞めろ』という声もありますし、自分としては処分の対象の行為だけでなく、リーダーの資質を問われた。怒りの感情をコントロールできないリーダーがふさわしいわけではありません。苦手を後回しにし、漫然と放置しておきながら、(立ち退きの完了予定)期間を過ぎたことで部下を叱責するようなリーダーはリーダーにふさわしいと思いません。どういう処分をするかで精いっぱいだったのが正直であり、その後を何か言える段階ではありません」

(字数が多いため続きは>>1のソースで)