中国で、子どもが遊んでいた花火がマンホール内のメタンガスに引火して爆発するなど事故が相次ぎ、花火や爆竹で盛大に祝う旧正月の「春節」を5日に控え、当局が注意を呼びかけています。

地元メディアなどによりますと、先月30日、中国の内モンゴル自治区で、男の子が遊んでいた花火をマンホールのふたの穴に近づけたところ突然、爆発が起こりました。

防犯カメラの映像には大きな爆発音とともにマンホールのふたが吹き飛び、歩道のブロックが白い煙とともに飛び散る様子が写っています。

マンホールは汚水を処理する浄化槽につながっていて、中に充満していたメタンガスに引火したとみられています。

男の子は走って逃げ、けがはなかったということです。

また先月24日には内陸部の湖南省で、男の子が不発だった爆竹を手にしたところ、突然、暴発して顔に大やけどを負いました。

新年を旧暦で祝う中国では、旧正月の「春節」を花火を打ち上げたり爆竹を鳴らしたりして盛大に祝うのが伝統となっています。

春節を5日に控え、警察は子どもが花火や爆竹で遊ぶ時には、親が見守るなど十分注意するよう呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190203/k10011801631000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001