新たな施工不良が発覚した賃貸不動産大手『レオパレス21』は、対象物件の入居者に対し、引っ越しをお願いする通知を始めた。

レオパレスが発表した施工不良の物件は1996?2001年に建てられた物の一部で、不備があったのは「外壁が耐火基準を満たしていない」「部屋を仕切る界壁の遮音性能が基準を満たしていない」「天井を2重にしていない」と3カ所にわたる。

天井に問題があったのは『ゴールドレジデンス』というタイプの建物で、そのうち641棟は「危険性が高い」として、3月末までに引っ越すよう要請している。ただ、希望通りに引っ越せるかは不透明な状況で、入居者には不安が広がっている。

施工不良の調査部署にいた元社員は、取材に対して「突貫工事で建てていて、不適合物件だらけ。現場から声を上げても、上層部・本社などがもみ消したりした」と述べ、発表された物件は氷山の一角に過ぎないとしている。

2019/02/08 23:30
テレ朝ニュース
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000147264.html
https://i.ytimg.com/vi/BEN2dN_6T5o/hqdefault.jpg