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「新卒一括採用 見直して」学生が企業に要望
2019年2月18日 20時19分

学生と企業が今後の就職活動の在り方を議論する催しが開かれ、学生からは、新卒一括採用などこれまでの慣習にとらわれない対応を求める声が聞かれました。

就職支援にあたる企業などが東京 港区で開いた催しには、およそ70人の学生や、80社ほどの企業の人事担当者らが参加しました。

参加者はグループに分かれて、将来希望する働き方や希望に合った就職活動の進め方をテーマに話し合い、学生からは「異なる職種をいくつも経験してスキルを身につけたい」「企業と対等に本音で話せる仕組みができてほしい」といった意見が出ていました。

参加した学生の1人は「新卒一括採用があるため、失敗が許されないようなストレスになっている」と話し、別の学生は「大学生がいつでも就職活動ができるように変わってほしい」と話し、新卒一括採用などの慣習にとらわれない対応を企業に求める声が聞かれました。

IT企業の人事担当者は「仕事や就職活動に対する学生の価値観は変わっており、学生が自己実現できる環境を整えていかないといけない」と話していました。

就職活動をめぐって、経団連は2021年春の入社からいわゆる就活ルールを策定しないことを決めましたが、当面は、混乱を避けるため採用面接の開始を大学4年の6月以降などとする今の日程を維持することを政府と申し合わせています。
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