インドで密造酒とみられる酒を飲んだおよそ190人が病院に運ばれ、地元の警察によりますと、これまでに95人が死亡しました。インドでは今月はじめにも密造酒を飲んで100人以上が死亡する事件が起きています。

インド北東部のアッサム州で21日、茶葉の農園で酒を飲んでいた作業員が相次いで体調不良を訴えて病院に運ばれました。

地元の警察によりますと、およそ190人が病院に運ばれて、これまでに95人の死亡が確認され、ほかにも意識がない状態の患者が複数いるということです。

作業員は正式な販売許可のある店で酒を購入していましたが、酒には人体に有毒なメタノールが含まれていたとみられるということで、警察は、密造酒を売っていた疑いで店主などの身柄を拘束して事情を聴いています。

インドでは今月はじめにも北部のウッタルプラデシュ州などで、密造酒を飲んで100人以上が死亡するなど、安い密造酒を飲んだ人が亡くなる事件がたびたび起きていて、今回の事態を受けてインド政府は酒造メーカーなどを一斉に点検しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190223/k10011825701000.html