https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190226/k10011829231000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003

豚コレラ対策 農水省 衛生管理指導で新たに7府県に職員派遣
2019年2月26日 22時29分豚コレラ

豚コレラの拡大を防ぐため、農林水産省は26日、追加の対策を決め、大阪府など7つの府県にある養豚場にも新たに職員を派遣し、国が定める衛生管理について直接指導することになりました。

農林水産省は、豚コレラが発生した岐阜県と愛知県の養豚場にはすでに職員を派遣して、国が定める衛生管理の指導を直接、行っていますが、26日に追加の対策として、大阪府や静岡県など7つの府県にある37の養豚場にも新たに職員を派遣することを決めました。

対象となるのは、豚コレラが発生した養豚場が近くにあるなど被害の拡大のおそれがある養豚場で、農林水産省は施設に出入りする人や車両の消毒が徹底されているかなど国が直接指導することにしています。

また、豚コレラの早期発見の対策として自治体に連絡するよう法律で義務づけられているブタの症状について明確にすることを決めました。

具体的には、「食欲不振」、「40度以上の発熱」、それに「皮下出血」などで、連絡が必要となる症状を示すことで迅速な発見につなげたいとしています。

農林水産省は、これらの対策を通じて豚コレラの封じ込めに全力を挙げることにしています。