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三菱UFJ 窓口で現金の海外送金取りやめへ マネロン対策
2019年2月28日 0時01分

いわゆるマネーロンダリングの対策を強化しようと、「三菱UFJ銀行」はことし6月から、支店の窓口での現金による海外送金の受け付けを取りやめる方針を固めました。大手銀行では初めての取り組みです。

関係者によりますと、三菱UFJはことし6月3日から、支店の窓口での現金による海外送金の受け付けを取りやめる方針を固めました。

現金の場合、資金の出どころが十分に確認できず、不正な送金につながるおそれがあるためで、口座振替やインターネットバンキングなどでは引き続き海外送金を受け付けます。

現金での海外送金は地方銀行の多くがすでに受け付けを取りやめていて、大手銀行としては初めての取り組みになります。

マネーロンダリングやテロリストへの資金供給の防止をめぐっては、ことし日本や日本の金融機関に対し国際機関の審査が行われる予定です。

海外の主要国に比べて、日本はマネーロンダリングへの対策が遅れているとも指摘されて来ただけに、対策の強化を図る動きが今後も続きそうです。