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島尻氏が出馬表明 辺野古「政策発表で」 衆院3区補選
政治 2019年03月03日 05:00

 4月21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙に向け自民党県連が擁立した元沖縄北方担当相で新人の島尻安伊子氏(53)は2日、沖縄市民会館中ホールで記者会見し、党公認候補として出馬することを表明した。島尻氏は「沖縄全体の発展に必須な中北部の再活性化を進める」と述べ、経済振興を前面に掲げた。

 島尻氏は選挙戦最大の争点となる辺野古新基地建設の是非については「政策発表の時に述べたい」とし、言及を避けた。選挙態勢は昨年9月の知事選と同様に公明、維新と選挙協力関係を結ぶ考え。

 島尻氏は参院議員2期、沖縄担当相、大臣補佐官として「現行の沖縄振興特別措置法成立などに奔走し、子どもの貧困対策などさまざまな施策をゼロから取り掛かり実現することができた」と実績を強調した。

 会見には、桑江朝千夫沖縄市長らが同席した。3区補選は、自由党県連が新人の屋良朝博氏(56)を擁立しており、島尻氏と屋良氏の事実上の一騎打ちの構図が固まった。

 島尻 安伊子氏(しまじり・あいこ) 1965年3月4日生まれ、仙台市出身。上智大卒。2007年参院補選で初当選。15年から沖縄担当相を務めたが、16年の参院選で落選し、同年から沖縄担当相の大臣補佐官を務め、今年1月に補選出馬に伴い辞任した。

衆院沖縄3区補選へ向けて正式に出馬表明する島尻安伊子氏=2日、沖縄市民会館中ホール
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