「型式証明」取得に向けたMRJの飛行試験が始まる 米国ワシントン州
https://hicbc.com/news/detail.asp?id=00049AFC

 三菱航空機が開発中の国産ジェット旅客機MRJ。

 運航に必要な「型式証明」取得に向けた最後の関門となる国の飛行試験が、アメリカで始まりました。

 MRJを開発する三菱航空機は、これまでアメリカのワシントン州の拠点で、自社での飛行試験を繰り返してきましたが、国土交通省などによりますと、現地時間の3日、国の飛行試験を開始したということです。

 これは、来年半ばの初号機納入を目指す三菱航空機にとって運航に必要な安全性を証明する「型式証明」取得へ向けた最後の関門となります。

 試験では、国土交通省のパイロットが搭乗し、エンジンの安全性などがチェックされ、今後も、準備が整ったチェック項目から順次試験を行います。

 MRJは、当初、2013年に初号機納入の予定でしたが、設計変更などが相次ぎ、納入がずれ込んでいます。(4日11:55)