https://this.kiji.is/476880628605404257?c=39550187727945729

死亡前、透析中止を撤回の意向
医師確認後再開せず、福生病院
2019/3/9 07:32
©一般社団法人共同通信社

 東京都福生市の公立福生病院で昨年8月、医師が腎臓病の女性=当時(44)=に人工透析治療を中止する選択肢を示していた問題で、女性が中止に同意する文書に署名した5日後に体調を崩して入院し、死亡前には一時、撤回意向と受け取れる発言をしていたことが9日、関係者への取材で分かった。この意向は病院側にも伝わっていた。

 関係者によると、女性の症状が重くなった後、担当医は、透析を再開するか、苦しさを和らげるかの選択肢を示し、女性は苦しさを和らげる方を選び、透析は再開されなかった。

 東京都や透析医学会は、女性が冷静な判断を下せる状態だったかどうかなどの調査を進める。