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ルノー会長「日産会長になろうと思わない」共同会見詳報
ゴーン前会長
2019年3月12日19時23分

 日産自動車の西川広人社長兼CEO(最高経営責任者)、仏ルノーのジャンドミニク・スナール会長とティエリー・ボロレCEO、三菱自動車の益子修会長兼CEOによる共同記者会見での主なやりとりは次の通り。

 ――3社の連携強化は経営統合に向かうステップか。

 スナール氏「株式や資本構成には関係ない話だ。新しいステップが早い段階でスタートできるようにしなければならない」

 ――仏政府が3社の統合を求めているという情報がある。今日は資本関係に触れていないが、統合の先送りなのか。

 スナール氏「それは今日のポイントではない。仏政府は(ルノーの)株主として尊重している。3社は将来に向けて検討しており、将来に向けて取り組みをしていきたい。そこに集中したい」
 西川氏「アライアンス(提携)の価値はどれだけ成果を出し、それがどれだけ日産、三菱自、ルノーを強くするかにかかっている。それを新しい形で加速するのがポイントであり、将来的にも価値の源泉は代わらないと思う。これがファーストステップで、数カ月後に何か来るということを議論していない」

 ――スナール氏はゴーン前会長の後任となったが、自分が日産の会長に適格だと思うか。

 スナール氏「私は日産の会長に…
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