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地下鉄サリン事件 遺族が法相と面会 死刑執行の情報開示要望
2019年3月13日 18時44分

平成7年に起きた地下鉄サリン事件の遺族が山下法務大臣と面会し、オウム真理教の幹部らの死刑執行を踏まえ、今後、執行に関する情報開示を進めるよう要望しました。

オウム真理教による地下鉄サリン事件から、来週の3月20日で24年になるのを前に、駅員だった夫をなくし被害者の会の代表を務める高橋シズヱさんらは法務省を訪れ、山下法務大臣と面会しました。

高橋さんは去年7月に教団の元死刑囚13人の刑が執行されたことについて、「被害者の会のおおかたの念願だったので、安どの様子もうかがえた」と伝えました。

一方で、去年の執行について情報公開請求を行ったものの、ほとんどが黒く塗りつぶされていたことにも触れたうえで、死刑執行に関する情報開示を進めるよう要望しました。

これに対して山下大臣は「思いは受け止めたい。情報の扱いについてはさまざまなことを考えて判断しなければならない」と述べました。

このあと高橋さんは記者会見し、「私たちの思いを伝え、山下大臣の胸に響いたと思う。死刑執行の時間すら分からず、そこで何が起きたのか、開示されて当然だと思う」と話していました。

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