ダメ歯科医の見抜き方 「混んでいる=良い歯医者」ではない
3/18(月) 7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190318-00000006-pseven-life&;p=1

「歯医者選び」は非常に難易度が高い。患者の視点に立てば、歯科治療はわからないことだらけだ。「何が正しい治療か」「本当に歯を抜く必要があるのか」──選択を誤れば、高いカネを払った挙げ句に歯を失うリスクがある。患者が知っておくべき最新情報を『やってはいけない歯科治療』著者のジャーナリスト・岩澤倫彦氏がレポートする。
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 中高年世代になると、直面する「抜歯」の危機。入れ歯か、ブリッジか、インプラントか──「抜歯後」の選択に頭を悩ませる前に、自分の歯は何本あるか即答できるだろうか?
 恥を忍んで言うと、筆者は歯科治療の取材を始める前は、答えられなかった。全ての歯が残っている場合、上下で計28本ある(親知らずを除く)。
 厚労省の調査では、70代の人は平均9本の歯を失っている。その原因について、インプラント治療の権威として知られる小宮山彌太郎氏(ブローネマルク・オッセオインテグレイション・センター院長)に聞いた。
「抜歯になる第一の原因は、『歯周病』。そして『虫歯』の進行や、過去の虫歯治療で使われたメタルコア(※注)にかかる力が累積して起きる『歯根破折』です」
【※注/歯の神経の治療後、根管(歯根の中の血液や神経が通る管)に差し込むように装着する金属製の支台】
 つまり、歯を残すためにはまず、歯周病や虫歯の進行を食い止めなくてはならない。それには、「予防歯科」を学ぶことだ。約30年前から予防歯科に取り組んでいる景山正登氏(景山歯科医院・院長)は、こう指摘する。
「初診の患者はプラークスコア=70%前後が多い。虫歯や歯周病の原因となるプラークが、約7割も残っている状態です。フロスや歯間ブラシの使用法を習得してもらうと、2か月後には20%以下になる。中高年世代から予防歯科を始めても、決して遅くはありません」
 歯を削り、詰め、抜くのが歯科治療だという“常識”は、180度変わった。ただ、新しい考え方に基づいた治療をしていないケースもある。自分の歯を守るために、どう歯医者を選べばいいのか。
◆「混んでいて人気=良い歯医者」ではない
「いつも待合室が混んでいる歯科医院は、良い治療をしているはず」――多くの人が陥りやすい誤解だ。
 これまでの取材経験では、誠実な歯科医ほど予約の患者を制限して、じっくり時間をかけて治療している。ずらっと並んだ診察台を飛び回って治療するようなやり方では、質の高い治療は難しいだろう。
◆プロフィールに「専門分野」がなければ要注意
 医科同様に、歯科にも治療ごとに高い専門性が求められる。HPに自分の専門分野や、出身校などの経歴を示さない歯科医も、避けたほうが賢明だ。
 保険診療の不正請求で処分を受けるなどした歯科医が、過去を隠して別のクリニックを開設し直すこともある(当然、そうした歯科医は詳しい経歴を公表しない)。
 逆に、欧米の歯科大を卒業した証書や教授の肩書きを誇示する歯科医も、信用できない。ある歯科医の経歴を辿ると、留学期間と卒業年の辻褄が合わなかった。実は一部の欧米歯科大は、多額の寄付金で卒業資格や客員教授などの肩書きを得ることが可能なのだ。
◆「ネットの口コミ」の嘘を見抜く
 歯科医の著書を参考にクリニックを選ぶ場合、患者集めの宣伝目的の出版が少なくないから要注意だ。
 たとえば、あるインプラント歯科医が書いた本は、十数件のレビューのうち大半が★4つか5つ。ただし、ほとんどのアカウントが同書のレビューの1回しか投稿していなかった。内容も歯の浮くような賞賛一色。“ステマ”の疑いがある。
◆器具とグローブを替えるのが誠実な歯医者
 患者の血液や唾液などに触れたものは、感染リスクがあるとして扱うのが、医療機関の常識である。
 だが、厚労省の調査(2017年)では、歯を削る器具のハンドピースを「患者ごとに交換する」と回答した歯科医は「52%」だった。
 感染予防に消極的な理由は、コストと医学的知識の欠如。裏を返せば、そこで歯科医の誠実さが分かる。
・患者の前で使用器具が入った滅菌パックを開けるか
・患者ごとにハンドピースを交換するか
・患者ごとにグローブを交換するか
 などをチェックしたい。
以下はソース元で
※週刊ポスト2019年3月29日号

★1:2019/03/18(月) 10:51:52.90
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