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偽造文書や脅迫も、パレスチナ人の不動産を不正に奪うイスラエル入植者
2019年3月20日 8:32 
発信地:ラマラ/パレスチナ自治区 [ パレスチナ自治区 イスラエル 中東・北アフリカ ]

【3月20日 MEE】アブドル・カーデル・アブ・スルール(Abdel Qader Abu Srour)さん(27)の目の周りのあざはまだ消えていない。朝のコーヒーと一緒に薬を飲んだ。2人の子どもを持つアブ・スルールさんは、イスラエルの刑務所に4日間拘束され、釈放されたばかりで、疲れていた。

 アブ・スルールさんはミドルイースト・アイ(MEE)の取材に対し「最初の2日間は独房に監禁された。凍えるような寒さの中、毛布も温かい飲み物もなく、治療も受けられなかった」と語った。

 アブ・スルールさんは先月7日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のヘブロン(Hebron)にある自宅の外でイスラエル兵に激しい暴行を受けた後、逮捕された。イスラエル兵は、アブ・スルールさんの自宅を自分のものだと主張するイスラエル人入植者の一団を伴っていた。

「その団体のリーダーは、家は自分たちのものなので、退去するように言った」「この家は私たちのもので、それを証明する書類もあると言い返すと、10日以内に立ち退かなければ、私たちが中にいても家を壊すと脅してきた」とアブ・スルールさんは語る。

「5人以上の兵士が、銃で私を殴ったり、蹴ったりして暴行を加えるのを、入植者たちはあおり続けた」とアル・スルールさんは述べた。兵士は、アブ・スルールさんの母親に音響弾や催涙ガス弾を投げつけ、アブ・スルールさんにはペッパースプレーを至近距離から吹きつけたという。

■裏取引
(リンク先に続きあり)

By Akram Al-Waara

(c)Middle East Eye 2019/AFPBB News

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