三陸鉄道リアス線開業=JR被災路線を継承−岩手沿岸8年ぶり一本に

 東日本大震災で被災し運休が続いていたJR山田線の宮古−釜石間が
23日、第三セクターの三陸鉄道(本社岩手県宮古市)に移管され、
8年ぶりに運行を再開した。

 移管区間の南北を走る2路線と合わせ、新たに「リアス線」として
開業。岩手県沿岸部が再び163キロの鉄路で一本につながった。

 23日は両駅間で記念列車4本を走らせ、公募で選ばれた280人が
乗り込む。午前11時40分ごろ、列車が釜石駅を出発すると、ホームや
沿線で多くの住民らが大漁旗を振るなどして開通を祝った。
営業運転は24日から。

 同社の中村一郎社長は「ようやくこの日を迎えられた。1984年の開業、
震災後の再開に続き、リアス線として第三のスタートになる」と述べた。
出発式に参加した釜石商工高校2年の吉田拓人さん(17)は「電車は
速くて遅れないので(今のバス通学より)便利になる。早く乗るのが
楽しみ」と笑顔を見せた。大槌町の上山智也子さん(55)は
「新しい駅が出来て良かった」と話した。

 移管区間は津波でレールが8.5キロにわたって浸水し、駅舎7カ所と
橋6カ所が損壊した。2014年12月、JR東日本と地元自治体が移管で
合意し、復旧工事は昨年12月までに完了。災害公営住宅の完成などで
人口が増加している宮古市内には、2駅を新設した。

 三陸鉄道は、開業した84年度の乗客数が268万人に上ったが、
沿線人口の減少や震災などの影響で16年度は51万人まで落ち込んだ。
一方、北リアス線が地震発生のわずか5日後、一部区間を運賃無料で
再開させるなど、復興の象徴的存在となっている。

 釜石市の鵜住居駅では23日、記念列車の到着に合わせ伝統芸能の
虎舞が披露されるほか、沿線で24日にかけ、開業を祝う記念行事が
行われる。


時事通信(3/23(土) 13:08配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190323-00000051-jij-soci

釜石駅で出発を待つ三陸鉄道リアス線の記念列車
=23日午前、岩手県釜石市
https://lpt.c.yimg.jp/im_siggd6Iig8PQ4ezKdQrfvW8.6g---x900-y600-q90-exp3h-pril/amd/20190323-00000051-jij-000-view.jpg

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