自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会(古屋圭司委員長)は28日、党本部で会合を開き、性的少数者(LGBT)への理解拡大を図る法案の骨子を示し、了承された。党内手続きを進め議員立法での今国会提出を目指す。参院選をにらみ、多様性を尊重する党の姿勢をアピールしたい考えだ。

 古屋氏は会合後、記者団に「まずは理解増進が重要だ。選挙の年なので、党の考え方をはっきり示す必要がある」と述べた。ただ党内には伝統的家族観を重んじる議員を中心に抵抗感も根強い。

 法案骨子は、性的指向・性同一性の多様性に寛容な社会の実現に資することが目的と明記している。

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2019年3月28日 / 12:53
https://jp.reuters.com/article/idJP2019032801001219