産經新聞 2019.4.12 07:18
https://www.sankei.com/west/news/190412/wst1904120005-n1.html

 大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」(大阪市北区)の待ち合わせスポットとして知られる「泉の広場」に、ロールプレーイングゲーム(RPG)の
データを保存する「セーブポイント」を示すパネルが設置されて話題を集めている。
約半世紀にわたって市民らに親しまれた噴水が5月に撤去されることが決まり、利用者らの要望で実現したという。

 泉の広場の噴水は昭和45年に設置され、現在で3代目。噴水の撤去が決まり、
同地下街が利用者らに「最後にしたいこと」を募集したところ、「泉を使ったチョコフォンデュ」「流しそうめん」など1200件を超える要望が集まった。
そのなかから、梅田地域の地下街が「ダンジョン(地下迷宮)」と呼ばれるほど複雑で、
泉の広場が「梅田ダンジョンのセーブポイント」と利用者の間で呼ばれていたことから設置を決めたという。

 パネルにはRPGのセーブ画面に見立てたフレームが描かれており、通行人や家族連れらが興味深そうに写真撮影をしていた。

 パネルの設置は14日まで。
13、14の両日には入浴剤やミネラルウオーターなどが当たる「回復アイテム抽選会」が行われる。

 噴水撤去を含めたリニューアル工事は5月9日から始まり、11月には完成予定。
地下街を管理・運営する大阪地下街は「『泉の広場』の名前は残りますが、イルミネーションを使ったウオーターツリーになります」と話している。

◇ 泉の広場
https://www.sankei.com/images/news/190412/wst1904120005-p1.jpg
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