春の味、トキシラズ 道東で流し網漁初水揚げ

 太平洋の日本200カイリ内で操業していたサケ・マス流し網漁の
小型船が14日夜から15日未明にかけ、根室市の歯舞漁港や釧路管内
厚岸町の厚岸漁港など道東の各漁港に戻り、脂の乗ったトキシラズ
(回遊中のシロザケ)などを初水揚げした。

 今年は道内全体で14トン未満の小型船41隻が操業する予定。
歯舞漁港に帰港した7隻はトキシラズやカラフトマス、希少なベニザケを
計1・4トン水揚げし、昨年より0・1トン多かった。根室市の甲板員
(58)は「今回は、しけを避けるために漁を早く切り上げた。
また取りに行く」と話した。厚岸漁港では8隻がトキシラズ1・6トン、
カラフトマス0・8トンなどを水揚げした。


北海道新聞【根室、厚岸】(04/15 12:16 更新)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/296436

根室市の歯舞漁港に初水揚げされたトキシラズ=14日午後11時10分
https://static.hokkaido-np.co.jp/image/article/290x290/296/e0ece27a1f450810c46a70adeaf591f9.jpg