19日昼ごろ新潟県村上市の病院で窃盗の罪で逮捕・起訴されている男が治療のあと警察官の監視のすきをみて手錠を外して逃げ出しました。
男はすぐに取り押さえられましたが、警察は、手錠の締め方などに問題がなかったか調べています。


警察によりますとタイヤを盗んだ罪で逮捕・起訴されている村上市の24歳の男が19日の朝、勾留されている村上警察署の留置場で鼻から血を流して意識を失っていたため市内の病院に救急車で搬送しました。
男には2人の警察官が付き添っていましたが、男は正午ごろに治療を受けたあと病院の1階の廊下で車いすに座って、警察官が会計を終えるのを待っていた際、1人で監視していた警察官のすきを見て突然車いすから立ち上がって逃げ出しました。

男は20メートルほど逃げたところで、追いかけてきた警察官によって取り押さえられました。
警察によりますと男の両手には手錠をかけ腰縄を締めていましたが逃走した際には手錠と腰縄は外れていたということです。

これについて監視役の警察官は「手錠のかけ方が緩かったかもしれない。油断していた」と話しているということです。
警察は逃走未遂の疑いで捜査を進めるととこに手錠や腰縄の締め方に問題がなかったか調べています。

村上警察署の黒津徹署長は「地域の方に心配をおかけして申し訳ありません。今後、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。

04月20日 06時43分
新潟 NEWS WEB
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