CO2削減、使用済み食用油で走るD51 和歌山
毎日新聞 2019年4月22日 19時44分(最終更新 4月22日 19時44分)
https://mainichi.jp/articles/20190422/k00/00m/040/178000c

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バイオ燃料でD51形蒸気機関車を動かす技術開発に成功したアチハの次田尚弘相談役=和歌山県有田川町徳田の有田川鉄道公園で2019年4月22日午後1時1分、後藤奈緒撮影

 大阪市の運送会社「アチハ」は、和歌山県有田川町の鉄道公園に所有するD51形蒸気機関車(1943年製造)を植物由来のバイオ燃料で走らせることに成功した。

 使用済み食用油を精製して燃料にし、コンプレッサーを動かして圧縮空気で車輪を回転。二酸化炭素の削減効果が期待でき、100リットル満タンで約25キロ走るという。

 5月3〜5日に1日4回、乗車体験会があり、園内にある約200メートルの線路を往復する。廃油500ミリリットルを持参すると、小学生は料金100円が無料に。同社は「力強い走りで環境保護もけん引したい」。【後藤奈緒、】